「よそ見をしていて顔を強くぶつけてしまった」
「自転車に乗っていて転んだ」など
歯をぶつけてしまい、グラグラ揺れていたり抜けてしまった時の緊急時の対応についてお話しいたします。
砂などの異物が口の中にあるときは、口を水でよくゆすぎ異物を取り除きます。
出血がある時は、清潔なガーゼやハンカチで出血を押さえ止血してください。
固定が必要な場合もありますので、早めに受診されることをおすすめします。
まず抜けた歯は必ず持ってきてください。
砂などが付いている場合は軽く水で流す程度にします。
歯の周りについている歯根膜が傷ついたりすると再植が難しくなります、根っこにも触らないようしましょう。
抜けた歯は可能であれば「お子さんの口の中に入れておく」のがベストです。
出血していても唾液や血液が歯根膜を保護してくれるので問題ありません。
飲み込んでしまう可能性がある場合は「無脂肪乳」につけてください。
薬局に売っている歯の保存液が良いですが、上記2つでも代用可能です。
また、ガーゼやティッシュにくるまないようにしてください。
乾燥すると根っこについている細胞が傷ついてしまいます。
すぐに歯科への受診をおすすめします。
歯が抜けてしまった場合、保存液等がない場合は30分以内、最大でも2時間以内でないと、再植の成功率は下がってしまいます。
抜けてしまった歯の再植は保存状態と経過時間で成功率が大きく変わります。
万が一の事態に備えて覚えておかれることをおすすめします。
彩都歯科クリニック