キシリトールは、天然素材の甘味料です。
キシリトールの甘さはお砂糖とほぼ同じで、炭水化物の一種です。
むし歯の予防効果が認められており、赤ちゃんが生まれる前、もしくは生まれてすぐに、お母さんがキシリトールガムを噛む事で、子供のむし歯を防ぐ事も証明されています。
キシリトールのように、むし歯予防効果がある甘味料は他にありません。
キシリトールの効果は、むし歯の原因にならないだけではなく、むし歯の発生や進行を防ぐ効果があります。
キシリトールは、だ液分泌の促進にもなります。
お砂糖と同じぐらいの甘さのため、口の中に入れると味覚が刺激され、だ液の分泌が促進されます。歯の再石灰化の促進に繋がり、歯の修復や成熟を助けます。
むし歯の原因になりません。
キシリトールは、むし歯菌が代謝できないため、お口の中でまったく「酸」が作られません。
さらに、酸の中和を促進する働きを持っており、ミュータンス菌の活動を弱めます。
むし歯の原因菌である、ミュータンス菌は、キシリトールを代謝する事ができないので、酸やプラークの元を作ることができません。
プラークの質の変化があります。
ミュータンス菌の活動が弱まる事で、プラーク量が減少し、プラーク自体がサラサラになって歯の表面から、はがれやすくなります。
これにより、ブラッシングの効果が上がり、ハブラシが楽になります。
キシリトールガムを選ぶには、歯科医院専売の物を選びましょう。
市販品と歯科医院専売品の違いは、甘味料にキシリトール以外の糖質が使用されているかどうかです。
歯科専売品は、甘味料にキシリトール100%を使用されており、キシリトールの効果が十分に期待できます。
歯の主成分が配合されており、再石灰化を助けます。
歯にくっつきにくいガムベースで、矯正装置や仮歯、義歯の方にも噛んで頂けます。
噛む力を鍛える事ができます。
キシリトールガムは、キシリトールが80%以上の含有量の物を選びましょう。
効果的な噛み方は、1日に5~10g摂取です。
1日3回、2粒目安、食後や就寝前等に味がなくなっても5~15分噛む事をお勧めします。
むし歯予防には4つの基本が大切です。
1.歯磨き
2.フッ化物の応用
3.正しい食生活
4.定期健診
です。
キシリトールを効果的に活用するためにも、正しい知識と方法を知り、楽しく、美味しく、むし歯予防を習慣化してみて下さいね。
彩都歯科クリニック