歯がしみるという体験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
それは知覚過敏かもしれません。
知覚過敏は日本人の3人に1人が経験したことがあるほどです。
実は自分で歯や歯ぐきを傷つけ知覚過敏を起こしてしまっていることが多いのです。
また、知覚過敏を放置することで神経を取らなくてはいけないこともあります。
硬めの歯ブラシや歯を磨く時に強い力で磨くと、歯や歯茎に傷がつき知覚過敏になります。
歯ブラシの硬さは普通の物を使い、歯を磨く時は歯ブラシの毛先が多少しなる程度の力で磨くと知覚過敏が治ってきます。
唾液の中にはカルシウムやリン酸などの歯の成分であるミネラルがたくさん含まれています。
食事の時によく噛み、キシリトールガムなどで唾液を多く出すと溶け出したミネラルを補うことができるため知覚過敏が治ってきます。
知覚過敏用の歯磨き粉は硝酸カリウム(カリウムイオン)という薬品成分が含まれています。
この成分が歯の神経の周りにバリアを作り、知覚過敏を軽減させます。
フッ素は歯の表面のミネラルと結びついて歯を硬くすることができます。
歯磨き後にフッ素のジェルなどを塗り込むと知覚過敏が軽減します。
歯を食いしばると歯に亀裂が入ったり、歯の根元が削れて知覚過敏になります。
日中、食いしばりに気をつけることで知覚過敏が改善します。
歯がしみる症状は知覚過敏でも虫歯でも同じ症状が出ます。
知覚過敏だと思っていたら虫歯が進行していたなんてこともよくあります。
歯科医院でレントゲン等の検査で確認して、虫歯か知覚過敏かの診断を受けるようにしてください。
これらのことを実践してみて、知覚過敏の症状が改善されない場合は、早めに歯科医院の受診をおすすめします。
彩都歯科クリニック